リールをストーリーズにシェアするのって、実はとても相性のいい組み合わせです。 でも、やり方や見せ方を少し工夫するだけで、反応やフォロワーさんとの距離感がぐっと変わってきます。
このガイドでは、リールとストーリーズの役割の違いから、シェアする手順、見せ方のアイデアまでをやさしく丁寧にまとめました。 「難しそう…」と思わなくて大丈夫です。 スマホひとつで、今よりもっと伝わる投稿ができるようになります。
あなたの世界観や想いが、必要な人にちゃんと届きますように。
まず知っておきたい|リールとストーリーズの役割の違い

リールとストーリーズは、同じInstagramの中でも役割が少し違います。
その違いを理解することで「どう見せると伸びやすいか」が分かりやすくなります。
リールは「新しい人に見つけてもらう場所」
リールは、フォロワー以外のユーザーにも届きやすい投稿です。
おすすめ欄や検索タブに表示されることで、今まであなたを知らなかった人に気軽に見つけてもらえる可能性が高まります。
短い動画で「どんな雰囲気の人なのか」「何を発信している人なのか」を知ってもらえる、まさに“第一印象の窓”のような場所です。
さらに、リールはテンポが良いと最後まで見てもらいやすく、保存やシェアにつながることも多いのが特徴です。
「気になる!」「もっと知りたい!」というきっかけを作る場所として、とても相性が良いコンテンツ形式と言えます。
ストーリーズは「フォロワーとの距離を縮める場所」
ストーリーズは、すでに自分をフォローしてくれている人に届きます。
日常のひとこまや、今の気持ちをふわっと伝えられるため、「この人の雰囲気、好きだな」と思ってもらいやすいのが魅力です。
ストーリーズは消える投稿なので、気軽さがあります。
そのため、見る側も「覗き見する感覚」で受け取れるので、親近感が育ちやすい場所です。
「今この人とつながっている」と感じてもらえるほど、信頼や好意が積み重なります。
なぜこの2つを連動させると伸びやすいのか
リールは“入り口”、ストーリーズは“関係を深める空間”。
この2つが連動することで、アカウント全体の流れがとてもなめらかになります。
リールで「知ってもらう」。
ストーリーズで「仲良くなる」。
そして、仲良くなった人は、またあなたのリールを見たり、投稿にいいねしたり、メッセージを送ってくれるようになります。
この循環が生まれると、アルゴリズム上も「このアカウントは良い関係を生んでいる」と認識され、さらに表示されやすくなります。
つまり、ただ投稿するだけでなく、“つながりを深める導線”を作ることが伸びやすさのカギなんです。
リールをストーリーズにシェアするメリット

再生数・視聴維持率が上がりやすくなる
ストーリーズに載せることで、フォロワーが気軽にタップしてくれます。
ホーム画面の一番上に表示されるため、「ちょっと見てみようかな」という自然な流れが生まれやすいのが特徴です。
また、ストーリーズは“ながら見”されやすい傾向があり、リールへ移動するハードルも低くなります。
その結果、リールの再生数が増えるだけでなく「最後まで見てもらえる可能性」も高まり、視聴維持率アップにもつながります。
視聴維持率が上がると、Instagram側からも「価値があるコンテンツ」と判断され、より多くの人におすすめ表示されやすくなります。
プロフィール流入が増えてフォロワー獲得につながる
ストーリーズからプロフィールページに来てくれる人が増えます。
ストーリーズは距離が近く、感情が伝わりやすい場所なので、「この人のこと、もっと知りたい」という気持ちが自然と生まれやすいのです。
さらに、ストーリーズは「声」「話し方」「考え方」など、その人らしさが伝わりやすい場所でもあります。
リールで知った人が、ストーリーズで“人柄”に触れることで、フォローにつながる確率がぐっと高まります。
ストーリーズのリアクションで交流が生まれやすい心理
ストーリーズには「いいね」や「スタンプ返信」など、気軽に反応できる仕組みがあります。
特にスタンプは、文章を考えなくても気持ちを返せるため、心理的なハードルがとても低いです。
そのため、「普段はコメントしない人」からの反応が増えやすくなります。
この小さな交流が積み重なると、「あなたのことをいつも見ている」「好意を持っている」というサインになり、関係がぐっと近づきます。
結果として、投稿に対する反応も良くなり、Instagramのアルゴリズム上でも「関係性が深いユーザー」と判定され、より多くストーリーズや投稿が表示されやすくなる良い循環を生みます。
【初心者向け】リールをストーリーズにシェアする手順

① シェアしたいリールを選ぶ
自分の投稿・他の人の投稿、どちらでもOKです。
ただし、伸ばしたい目的によって選び方が変わります。
・フォロワーとの関係を深めたい → 自分らしさ・日常感が伝わるリール
・商品やサービスを知ってほしい → ベネフィットが分かりやすいリール
「なんとなく選ぶ」よりも、「このリールで何を伝えたいか」を意識すると、ストーリーズに載せたときの反応が変わります。
自信を持って見せたいものから選びましょう。
② 紙飛行機マーク → 「ストーリーズに追加」
リール画面の右下にある紙飛行機のアイコンをタップします。
表示されたメニューの中から「ストーリーズに追加」を選びます。
このとき、複数回タップしてしまうとシェア先リストが開いてしまうことがあります。
落ち着いて、1回だけタップすれば大丈夫です。
また、他の人のリールをシェアする場合は、相手の公開設定によってはシェアできないこともあります。
「シェア不可」になっているものは、無理にスクショや録画はせず、引用元を尊重しましょう。
③ テキスト・スタンプで「見てほしい意図」を添える
「ここがポイントだよ」「これ見てほしいな」と、ひとこと添えるだけで見られやすくなります。
言葉の力はとても大きいです。
たとえば…
・「最後のオチが好き」
・「この部分、めちゃ頑張った」
・「ここだけは見てほしい!」
など、あなたの“気持ち”を少し添えるだけで、見る側の意識が変わります。
ただシェアするだけよりも、感情が動きやすくなり、視聴される確率も大きく上がります。
また、質問スタンプや投票スタンプを組み合わせると、そこから会話が生まれやすくなります。
「見て→リアクション→交流」の流れが自然にできるので、関係がぎゅっと近づきます。
投稿前に確認しておくべき公開範囲・ミュート設定
ストーリーズは「親しい友達のみ」や「特定の人をミュート」することもできます。
これは、見せたい相手・見せたくない相手によって調整できるということです。
・職場・家族には見せづらい → 個別でミュート設定
必要に応じて、あなたが心地よく発信できる範囲を作って大丈夫です。
無理に全員に見せる必要はありません。
あなたのペースでOKです。
目的別|ストーリーズでの見せ方アイデア

フォロワーを増やしたい → CTA(見てね・詳しくはプロフィールへ)を添える
フォロワーを増やしたいときは、「見てね」「続きはプロフィールから」などの短いひとことをそっと添えるだけでも、相手の行動につながりやすくなります。
この“やさしい案内”があることで、見る側は迷わずにタップできます。
・「この続き、固定リールにまとめてるよ🫧」
・「詳しくはプロフィールのリンクから𓍯」
・「保存してあとでゆっくり見てね🌿」
大切なのは、“押しつけ感”ではなく“寄り添う案内”。
さらりと添えるだけで、自然な導線が生まれます。
交流を深めたい → 質問・リアクションスタンプを使う
ストーリーズは、視聴者とやり取りしやすい空間です。
「どっちが好き?」「今日の気分は?」のような軽い質問でも、参加できる仕掛けを入れると、気持ちや共感が動きやすくなります。
質問スタンプ・投票スタンプ・クイズスタンプなどは、言葉がなくても反応しやすいので、心理的ハードルが低いのがポイント。
小さな交流を積み重ねることで、「この人、話しやすいな」という関係性が育っていきます。
商品やサービスに誘導したい → リンクスタンプで自然に導線を作る
購入ページや予約ページに貼れるリンクスタンプは、とても便利な導線です。
ただし、直接的に「買って!」と言うよりも、紹介する気持ちを大切にするほうが好印象につながります。
・「詳しくはこちらにまとめています🪞」
・「気になる方はリンクからどうぞ𓅯」
・「予約ページ貼っておきますね🌷」
“おすすめする空気感”をやわらかくすることで、見ている人が自然に「ちょっと見てみようかな」と感じてくれる流れを作れます。
リールをストーリーズにシェアしたのに伸びないときの原因と対処法

「最初の1秒」で止まらないと見られない
リールはスクロールの中で埋もれやすい、いわば“流れていってしまう投稿”です。
だからこそ、最初の1秒で「見たい」と思わせる工夫がとても大切になります。
最初にインパクトのあるカットや、結論を先に伝える構成にすると、視聴者が続きを見たくなりやすいです。
たとえば「この動画では3つのコツを紹介します!」と冒頭で伝えたり、仕上がりのシーンから見せたりする方法があります。
「何が始まるんだろう?」と感じさせることで、視聴者の興味を引き、離脱を防ぎやすくなります。
また、テロップを用いて視覚的に情報を補強することで、音を出さずに見ている人にも内容が伝わりやすくなります。
見られる時間帯を意識する(おすすめの投稿タイミング)
ストーリーズは「今アプリを開いている人」に見られる性質が強い投稿です。
そのため、フォロワーがよくログインしている時間帯に合わせてシェアすることで、見られる確率が高まります。
平日は通勤や通学の移動時間、昼休み、そして夜の落ち着いた時間帯が特に見られやすい傾向があります。
休日は、午前中から昼にかけてスマホを見る人が多い印象です。
自分のフォロワーの生活リズムをイメージして、「この時間なら見てくれそうだな」と思うタイミングを狙って投稿することが大切です。
また、インサイトでアクセスが多い時間帯を確認しておくと、より効果的なタイミングを見つけやすくなります。
サムネ・カバー画像が弱いとタップ率が下がる理由
リールのカバーは、いわば「動画の顔」です。
サムネがぼんやりしていたり、どんな内容かわかりにくいものだと、再生につながりにくくなります。
反対に、文字でテーマをはっきり書いたり、表情や色にメリハリをつけたりすることで、視聴者の目に止まりやすくなります。
「この動画、気になる!」と思わせられるかどうかが、タップ率に直結します。
カバー画像は、動画を見てもらうための“入り口”だと考えて、しっかり作り込むのがおすすめです。
「この内容、気になるかも」と感じてもらうことで、自然に再生数も伸びやすくなります。
アルゴリズムと相性の良いストーリーズ演出

「見る理由」をテキストで添えると離脱が減る
ストーリーズにリールをシェアしても、ただ流れていくだけでは「どこを見てほしいのか」が伝わりづらいことがあります。
とくに、忙しいときにストーリーズをパッと見るユーザーは、内容がすぐ理解できないと離脱しがちです。
そこで「見る理由」を短いテキストで添えてあげると、とても効果的です。
たとえば、
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「作り置きにぴったりなレシピです」
-
「動画の最後、ひっくり返す場面がコツ!」
-
「初心者さんでもできるアイメイク紹介」
など、見どころやメリットをひとこと添えるだけで伝わりやすさがぐっと上がります。
また、同じ動画でも「感情の言葉」を入れると興味を引きやすくなります。
「本当に感動した」「これは絶対に見てほしい」といった “熱量” は、しっかり伝わります。
結果として、視聴の継続率が上がり、アルゴリズム的にも有利に働くことが多いです。
3秒以内に印象づける演出ポイント
ストーリーズはスワイプやタップで次々と見られるため、視聴者の集中は長く続きません。
だからこそ、「最初の3秒」が重要なシグナルになります。
この3秒で「このストーリーは見る価値がある」と思わせられると、そのままリール再生まで繋がりやすくなります。
具体的な工夫としては、
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テキストで結論を先に見せる
-
スタンプで「ここがポイント!」と示す
-
強調したい箇所に囲み線や矢印を使う
-
音楽の高まるタイミングと動きを合わせる
などがあります。
また、色味や雰囲気を投稿ごとに統一しておくと、「あなたらしさ」が視覚的に伝わり、ファンが増えやすいというメリットもあります。
質問・リアクションスタンプが推奨される理由
ストーリーズは「見てもらう場所」でもありますが、同時に「交流が生まれる場所」でもあります。
そのため、質問スタンプやリアクションボタンを置くことで、フォロワーが気軽に反応しやすくなります。
特に、相手が動きやすい工夫をしてあげることがポイントです。
「押すだけで参加できる」しくみがあると、フォロワーは心理的な負担なくアクションできます。
たとえば、
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「どっちが好き?」の2択スタンプ
-
気持ちをすぐ送れるリアクションスタンプ
-
ちょっとした一言を書ける質問スタンプ
など、ハードルの低い反応手段がおすすめです。
さらに、インスタのアルゴリズムは「よく交流する相手を優先表示する」仕組みになっています。
つまり、ほんの小さなリアクションでも、積み重なるほど「あなたの投稿が相手に届きやすくなる」状態ができていきます。
また、スタンプを使うことで、フォロワーが「見て終わり」ではなく「関わる体験」をする流れが自然に作られます。
この“関わりのある関係”が増えていくと、長期的なファンが育ちやすくなります。
最初は反応が少なくても大丈夫です。
少しずつ「リアクションを返してくれる人」が増えていくと、あなたの発信全体の温度がふんわりと高まり、心地よいコミュニティが形になっていきます。
あなたの投稿が相手のフィードに表示されやすくなります。
シェア時の注意点とマナー【トラブル防止】
他人のリールをシェアするときはメンションが基本
素敵だと思ったリールを紹介することは、とても前向きであたたかい発信です。
「この人の投稿が好き」「この情報が役に立った」と伝えることで、クリエイター同士のつながりも育ちます。
ただし、シェアをするときは、必ず投稿主にメンションを添えるのが基本マナーです。
メンションには、
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きちんと紹介元を明示する
-
「ありがとう」「素敵だったよ」の気持ちを伝える
-
投稿主の世界観や努力を尊重する
という役割があります。
メンションをすることで、相手も「紹介してくれて嬉しい」と感じやすくなり、関係が心地よく保たれます。
特に、同じコミュニティ内でのシェア文化が強いアカウント同士だと、メンションがあるだけで印象が大きく変わることもあります。
また、メンションは相手に通知が届くため、相手があなたのアカウントを認識するきっかけにもなります。
「気持ちのよいお返しの循環」が生まれる、大切な一歩です。
非公開アカウントのリールはシェアできない
相手が非公開アカウントの場合、そのリールはストーリーズへシェアすることができません。
これは、投稿者のプライバシーを守るための仕様となっています。
もしどうしても紹介したい場合は、
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本人に「シェアしてもいい?」とひとこと聞く
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ストーリーズではなく「おすすめだったよ」とDMで伝える
という形がおすすめです。
相手への配慮がある発信は、それだけで信頼感が積み重なります。
音源・著作権・改変しすぎに注意
リールは音楽・動画・テキストなど複数の要素が合わさったコンテンツです。
そのため、著作権に関するルールはとても重要になります。
特に気をつけたいのは、
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有料音源や権利の強い楽曲を勝手にダウンロードして使う
-
他人のリールをスクショ・画面録画して再編集する
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意図が変わるほどの加工・切り抜き
といった行為です。
これらは、相手の権利を損なったり、トラブルにつながったりすることがあります。
「素敵だと思った作品は、そのままの形で大切に扱う」ことが、心地よいSNSの土台になります。
企業・店舗アカウントの場合は「#PR」表記が必要なケース
商品紹介やお店の案内など、宣伝要素が含まれるシェアをする場合、
「これはPRです」と分かるように表記する必要があります。
具体的には、
-
#PR
-
#広告
-
#提供
などのタグを入れて、透明性のある投稿にすることが求められます。
特に企業・店舗アカウントや、インフルエンサーとして活動している方は、
信頼を守るためにも誤解のない表現を心がけることが大切です。
透明性のある情報発信は、フォロワーからの信頼にも直結します。
インスタリールをシェアするときのよくある質問(FAQ)
他人にシェア通知は届く?
ストーリーズへのシェアは、基本的に相手の通知には届きません。
ただし、メンションを付けると相手にお知らせが届きます。
自分のリールをストーリーズに載せる意味は?
フォロワーに「新しい投稿があるよ」と気づいてもらいやすくなります。
また、ストーリーズは日常的に見られるため、視聴の導線としてとても有効です。
ハイライトに残したほうが良い?
特に見てほしいリールや、自己紹介代わりになるものは、ハイライトにまとめておくのがおすすめです。
後から見返してもらいやすくなります。
まとめ|「発見」+「交流」の導線でフォロワーとつながりを深めよう
リールの拡散には、ストーリーズでの見せ方がとても大切です。
「ただシェアする」から「見たくなる工夫を添える」に変えるだけで、反応は大きく変わります。
一緒に、心地よい発信を育てていきましょうね。